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秋山君、第一級賞詞&第一級防衛功労賞(H14.08)  

 化学兵器禁止機関(OPCW)は、毒ガス等化学
兵器廃絶を目指す化学兵器禁止条約に基づく
国際機関で、
1997年4月に、オランダのハーグ
で発足した。

 秋山将補は、同機関の初代査察局長として赴
任し、5年間の勤め上げ、この度帰国しました。

 『査察局をゼロから立ち上げ、同じ軍事用語が
通じる57ヶ国出身の230名の部下を指揮した。
「部下を大切にし、責任は自分がとる。」という自
衛隊流の統率が、「多国籍軍」でも立派に通用
することを実感しました。』とのこと。

 当時の経験を振り返る時の穏やかな笑顔と、
時折りの厳しいまなざしは、多国籍の厳しい
環境の中で、スタッフをまとめ上げていた秋山
将補の人柄を印象づけるものであった。

【写真】
 国連の公用語である六力国語で「化学兵器
禁止機関」と表示してある。
(上からアラビア、中国、英、仏、露、スペイン)

 秋山将補は、化学兵器廃絶への国際的貢献
が高く評価され、中谷防衛庁長官から、8月26
日に、第一級賞詞及び第一級防衛功労章を授
与された。
 また、7月1日には、川口外務大臣から 「初
代査察局長として世界の化学兵器の廃絶に大
きく寄与し、我が国外交に多大な貢献をされた」
と、感謝状を贈られている。

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